あなたの赤ちゃんは大丈夫?知っておきたいrsウイルスの予防接種と薬は?
冬の寒い時期が近づくと、
2歳以下の小さな子供がかかりやすい感染症のrsウイルスですが、
まだ小さな赤ちゃんがかかると
重症化する可能性がありますから、注意が必要です。
2歳以下の子どもであればほとんどが
1回以上rsウイルスにかかっていると言われていますが、
まだ小さな赤ちゃんにはうつしたくないですよね。
rsウイルスには予防接種がある?その料金は?
rsウイルスになったときに飲む薬とは?
出典:http://www.photo-ac.com/
小さな赤ちゃんは体力がなくて可愛そうですから
出来るならばうつってほしくありません。
冬に用心しなければならない
rsウイルスの予防方法や発症したときに飲む薬について調べました。
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rsウイルスには予防接種がある?
rsウイルスと同じような時期に流行する感染症にインフルエンザがありますが、
インフルエンザは予防接種が存在します。
インフルエンザの予防接種はインフルエンザの流行を考えて、
11月頃からワクチンをうつという方が多いです。
しかしインフルエンザと同じ時期に広がるrsウイルスは
インフルエンザのワクチンのように特効薬はまだ見つかっていません。
そのかわり、rsウイルスに関しては予防薬として
「シナジス」という薬が使われています。
「シナジス」は「パリビズマブ」という薬品名がついており、
呼吸器の病気を予防する効果があります。
ですから、rsウイルス自体を予防するというよりも、
呼吸器の症状を抑えます。
出典:http://www.photo-ac.com/
rsウイルスの予防のために「シナジス」はワクチンではなく抗体です。
「シナジス」は持続時間が少なく、
予防したければ毎月筋肉注射をうたなければいけません。
気になる「シナジス」の料金ですが、
健康保険が適用となるのは先天的に以下のような疾患を持った対象者のみです。
・在胎期間28週以下、月齢12ヶ月以下の乳児
・在胎期間29週から35週 6ヶ月以下の乳児
・6ヶ月以内に気管支肺異形成症の治療を受けた24ヶ月の乳幼児
・血行動態に異常のある先天性心疾患を持つ24ヶ月以下の乳幼児
・免疫不全、ダウン症候群の24ヵ月以下の乳幼児
それ以外の赤ちゃんや子供に対しては健康保険の対象外となりますので、
かなり高額の注射となります。
体重が3kgの赤ちゃんにはシナジスが45mg必要となりますので、
1回の接種でかかる金額は8万円、
注射は5回行いますから40万円の用意が必要です。
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rsウイルスになったときに飲む薬とは?
出典:http://www.photo-ac.com/
rsウイルスに関してはワクチンだけでなく治療薬も日本にはまだありません。
治療薬は特殊なものしか無く、普段は用いられることはないようです。
そのため、rsウイルスにかかった場合は
症状を和らげるための対症療法として薬を処方されることになります。
熱が高い場合は解熱薬のアセトアミノフェン、
痰がからむために呼吸が苦しいようならば
メジコンやムコダインなどの鎮咳去痰薬、
咳がひどい場合はホクナリンなどの気管支拡張剤が使われます。
そして薬ではありませんが、
早くウイルスを外に出すために水分補給が大事な治療法となります。
rsウイルス以外の細菌も感染している場合は、
その細菌を退治するために抗生剤が使われます。
大事な赤ちゃんを怖い病気から守るためには予防接種が頭に浮かびますが、
rsウイルスに関しては予防接種が健康保険の範囲内で行われるのは
ごく一部の疾患を持った赤ちゃんに限られていますから、
日常生活の中で予防するしかありません。
rsウイルスは秋から春まで流行しますから、
用事がないときはなるべく人の多いところに
小さな赤ちゃんを連れて行かないようにしましょう。
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家族の中で誰か風邪を引いているならば、
風邪だと思っていたらrsウイルスかもしれませんから、
赤ちゃんの使うものはアルコールティッシュで消毒し、
風邪を引いている人は必ずマスクを付けて赤ちゃんにうつらないよう、
気をつけてあげてください。
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